調理師 短文を丸暗記 第2章-2 食品学

調理師 短文を丸暗記 第2章-2 食品学

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第2章-2 食品学

1.米を貯蔵する場合、温度を20℃以下、相対湿度を70%以下に保つとよい。米は高温多湿に弱いため、良好な状態で貯蔵するには、玄米かもみ米の状態で、温度を13℃以下、相対湿度を70%以下に保つ低温貯蔵がよいとされている。

2.もち米に含まれているでんぷんは、アミロペクチンである。でんぷんにはアミロペクチンとアミロースがあるが、アミロペクチンは粘りのもとであり、もち米はアミロペクチン100%で構成されている。

3.小麦と米のたんぱく質の量を比較した場合、小麦のほうが多く含まれている。ただし、たんぱく価は、米のほうが優れている。

4.強力粉は、硬質小麦からつくられる。小麦は、グルテンの含有量により、硬質、中間質、軟質の3種類に分類される。硬質小麦からつくられたのが強力粉、中間質小麦からつくられたのが中力粉、軟質小麦からつくられたのが薄力粉である。

5.とうもろこしにはツェインというたんぱく質が含まれているが、必須アミノ酸の割合が低く、良質のたんぱく質とはいえない。脂質が比較的多いため、コーン油などに用いられる。

6.そばは、ほかの穀類と比べてたんぱく質の含有量が多く、必須アミノ酸であるリジンが多く含まれている。また、リジンのほか、ルチン、ビタミンB1・B2、リンも多く含まれている。

7.さといもは水分が80%以上である。炭水化物、ビタミン類が少ない。

8.じゃがいもの煮物をつくる場合には、粘りのあるメークインが適している。男爵を使うと煮崩れしやすい。男爵は粘りが少ないため、煮物に使うと煮崩れしやすく、コロッケやサラダ、粉ふきいもなどに適している。

9.さつまいもは、でんぷん分解酵素のアミラーゼを含み、加熱すると甘味が増す。さつまいもに含まれているでんぷんは、貯蔵することによってもアミラーゼにより分解されて麦芽糖に変化するため、甘味が増す。

10.砂糖は精製の度合いによって、分みつ糖と含みつ糖に分類され、黒砂糖は含みつ糖に含まれる。分みつ糖には、上白糖、グラニュー糖、氷砂糖などがある。

11.ゆばは、ダイズの搾り汁である豆乳を加熱し、表面にできた膜を引き上げたものをいう。乾燥させた乾燥ゆばと、乾燥させない生ゆばがある。

12.あずき、いんげんまめ、えんどう、そらまめなど、ダイズ以外の豆類の主成分は、炭水化物(糖質)である。

13.たけのこの煮汁が冷めると白く濁るのは、チロシンのはたらきによる。たけのこを加熱した際白い粉がついたり、煮汁が冷めると白く濁るのは、チロシン(アミノ酸)のはたらきによる。このほか、シュウ酸は、たけのこのえぐ味や苦味の原因となる。

14.淡色野菜には、カロテンがまったく含まれていないものもあるが、少量含まれているものもある。淡色野菜は、主にビタミンCの供給源である。

15.カロテンの供給源となるのは、緑黄色野菜である。

調理師 短文を丸暗記 第2章-1 食品学

調理師 短文を丸暗記 第2章-1 食品学

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第2章-1 食品学

1.植物性食品に含まれる脂質は、量的に少ないが、だいずや種実類などには例外的に多く含まれている。また、植物性油脂には必須脂肪酸が多く含まれている。

2.動物性食品には、ビタミンA・B2・Dが多く含まれている。

3.植物性食品には、ビタミンC・B1・カロテンが多く含まれている。

4.動物性食品には、カルシウムやリンなどが含まれている。

5.植物性食品にはカリウムやリンなどが含まれている。

6.「日本食品標準成分表(五訂増補日本食品標準成分表)」では、食品を18食品群に分類している。いもおよびでんぷん類、砂糖および甘味類、豆類、種実類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、魚介類、肉類、卵類、乳類、油脂類、菓子類、嗜好飲料類、調味料および香辛料類、調理加工食品類の18食品群に分類している。

7.「日本食品標準成分表」の各食品群のはたらきをエネルギー源、体の調節源、体の構成源に分類すると、だいず類以外の豆類はエネルギー源となり、良質のたんぱく質を含むだいず類は体の構成源となる。

8.くりやぎんなん、ごまなどは、「日本食品標準成分表」では種実類に分類される。

9.だいずおよびその製品、あずきおよびその他の豆およびその製品は、「日本食品標準成分表」では豆類に分類される。

10.カロテンやリコピン、カプサンチンは、植物性食品に含まれているカロテノイド系色素である。かぼちゃやにんじん、トマトなどに含まれている。動物性食品に含まれているカロテノイド系色素にはアスタキサンチンがあり、かにやえびの殻などに含まれている。

11.肉類に含まれているヘモグロビンやミオグロビンはヘム色素とよばれ、動物の筋肉や血液中に多く含まれている。

12.クロロフィル系色素は緑黄色野菜に含まれ、アルカリ性では鮮やかな緑色だが、酸性になると黄褐色になる。

13.カフェインやテオブロミンは、苦味、渋味の成分である。カフェインはコーヒーや緑茶、テオブロミンはココアやチョコレートに含まれている成分である。

14.シネオール、ゲラニオールは、しょうがに含まれている香りに関係する成分である。香りに関係する成分は、食品から立ち上がる香りをアロマ、口に入れたときに感じる香りをフレーバーとよぶ。かんきつ類にはリモネン、シトラール、にんにくにはアリシンが含まれている。

15.酸味に関係する成分には、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸がある。乳酸はヨーグルトや漬物、リンゴ酸はりんご、クエン酸はかんきつ類や梅干、酒石酸はぶどうに含まれている。

調理師 短文を丸暗記 第1章-6 公衆衛生学

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第1章-6 公衆衛生学

1.健康的な生活習慣を身につけることで疾病の発生を予防することは、疾病の一次予防の段階である。

2.疾病の二次予防は、定期的な健康診断を実施し、疾病を早期発見・早期治療すること、二次予防は、疾病の治療後、回復のためのリハビリテーションを行い、できるだけもとの生活に復帰し、再発を防ぐことをいう。

3.「健康日本21」では、すべての国民の健康と健康寿命の延伸などを目標としている。健康寿命とは、認知症や寝たきりにならず、心身ともに自立して健康に生活できる期間をいう。

4.「健康日本21」で掲げている9分野とは、栄養・食生活、身体活動と運動、休養・こころの健康づくり、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、がんである。

5.ストレスをためると、各種生活習慣病にかかる可能性が大きくなるだけでなく、体の抵抗力を弱め、感染症にかかりやすくなるとされている。

6.健康づくりの3要素とは、栄養・運動・休養である。健康づくりにおいて、栄養とは、栄養に関する正しい知識をもち、バランスのよい食事をとること、運動とは、運動不足にならないように意識的・積極的に運動すること、休養とは、休養、スポーツ、レジャーなどでストレスを上手に解消することである。

7.「たばこ行動計画検討会報告書」には、公共の場や職場での分煙、医療機関などでの原則禁煙などが盛り込まれている。

8.わが国の妊産婦死亡率は、4.8で、世界的にも低い水準にある。

9.1~4歳の幼児の死亡原因で最も多いのは、先天奇形・変形および染色体異常である。

10.わが国の母子保健の基本は、「母子保健法」に定められている。「母子保健法」では、結婚前の健診から妊娠、出産、新生児、乳幼児まで、総合的な保健対策を実施することを目標としている。

11.「学校保健安全法」では、学校医のほか学校歯科医、学校薬剤師などを置くこととされている。学校医などは、学校で行われる健康診断や健康相談などを担当する。健康診断には、就学時診断、定期健診、臨時健診がある。

12.小学校における保健教育は、2年生まではすべての教育活動で、以後は体育の一部で、心身の発達やけがの防止、疾病予防などについての指導が行われる。

13.小・中学校、高等学校を通じて児童生徒に多い疾病は、虫歯と近視である。2009年の統計では、小学校は近視が約30%・虫歯が約62%、中学校は近視が約53%・虫歯が約53%、高校は近視が約59%・虫歯が約62%となっている。

14.赤外線が異常に強い職場では、白内障や熱中症、湿しんなどの職業病がみられる。ガラス工場などが就労する場では、赤外線が異常に強いといえる。赤外線が直接目にあたることで白内障が起きたり、暑さのために熱中症になったりする。

15.白ろう病とは、削岩工や伐採工、機械工などがかかりやすい職業病である。白ろう病とは、手に振動を受け続けることで血管のけいれん・収縮、血行不良などが起きて指が白くなり、痛む疾病である。振動の多い職場でみられる。

調理師 短文を丸暗記 第1章-5 公衆衛生学

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第1章-5 公衆衛生学

1.人畜共通感染症はWHOによると、全世界で約180種類あるとされ、わが国ではペットを介しての感染が多くみられる。

2.アメーバ赤痢の潜伏期間は平均3~4週間と長い。

3.細菌性赤痢は、潜伏期間が2~5日で、発熱、下痢、悪寒、粘血便が主な症状である。

4.猩紅熱に感染すると、高熱やのどの痛み、全身に紅い発しんなどがみられる。

5.ジフテリア感染すると、発熱、のどの痛み、のどの粘膜に生じる偽膜がみられる。

6.感染症にかかった患者や、その疑いのある人を診察した医師は、ただちに最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。

7.感染症患者が発生した場合、感染症を広げないためには病原体で汚染された器物、衣類、建物、水などを消毒する。消毒の方法には、物理的消毒法と化学的消毒法がある。

8.食生活や生活習慣を改善することは、抵抗力を高めて感染症に対する感受性を低くし、感染しても症状を軽くすることができる。

9.2009(平成21)年の新規エイズ患者は、過去最高だった2008(平成20)年の431人と同数であるが、新規HIV感染者は1021人で過去3位である。

10.悪性新生物の部位別死亡数は、男性は肺がんが最も多く、胃がん、大腸がんと続く。女性は、大腸がんが最も多く、肺がん、胃がんという順になっている。

11.虚血性心疾患の主な危険因子は、コレステロールや動物性脂肪、塩分の多い食事、高血圧、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足である。

12.脳血管疾患のうち、近年増加しているのは、脳の血管が詰まって起きる脳梗塞である。原因としては、動脈硬化や高血圧があげられる。

13.糖尿病の三大合併症は、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害である。糖尿病性腎症は増加傾向にあり、進行すると腎不全となる。

14.肝臓病のうち脂肪肝は、エネルギーのとりすぎと関係が深いとされている。肝臓病には、ウイルス感染によって発症するウイルス性肝炎などもあるが、生活習慣病としての肝臓病には、脂肪肝、肝硬変がある。

15.メタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪型肥満に加え、血清脂質異常、血圧高値、高血糖の3項目のうち2項目以上が当てはまる場合をいう。メタボリックシンドロームでは、動脈硬化性疾患の危険性が高まるとされている。

調理師 短文を丸暗記 第1章-4 公衆衛生学

調理師 短文を丸暗記 第1章-4 公衆衛生学

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第1章-4 公衆衛生学

1.石綿(アスベスト)を吸い込むと、胸膜や腹膜、心膜に腫瘍ができる中皮腫や肺がんなどを引き起こす原因となる。しかし、潜伏期間が数十年と長いため、因果関係を特定することが難しい。

2.オゾン層を破壊する物質として、フロンガスがあげられている。電子部品製造の際に使用される洗浄用物質、冷蔵庫やクーラーなどの冷媒としてフロンガスは広く用いられてきたが、空中に放出されるとほとんど分解されることがなく成層圏まで達してオゾン層を破壊する。

3.オゾン層が破壊されると、紫外線が地表まで届いて皮膚がん、白内障、免疫力低下などの健康被害が起きるおそれがある。

4.地球温暖化とは、大気中の二酸化炭素やメタン、フロンなどのガスの濃度が高くなり、熱の放出が悪くなって地球の気温が上昇することをいう。

5.地球温暖化を食い止めるために最も効果が大きいのは、二酸化炭素を削減することである。

6.酸性雨は、工場や自動車から排出される硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中に漂っているうちに雨に溶け込んで、地上に降り注ぐ現象をいう。

7.通常の雨は弱酸性だが、pH5.6以下の強い酸性の雨を酸性雨という。酸性雨は、植物に重大な害を与えるだけでなく、湖沼などを酸性化させたり、石造やコンクリート造の建造物などを劣化させたりする。

8.感染症とは、細菌やウイルスなどが体内に入って増殖することによって起きるもので、後天性の疾病である。

9.感染症を病原体の種類によって分類すると、細菌、ウイルス、スピロヘータ、原虫、リケッチア、クラミジアなどに分けられる。

10.マラリアは、原虫によって引き起こされる感染症である。このほか、原虫が引き起こす感染症には、クリプトスポリジウム症やアメーバ赤痢などもある。

11.オウム病を引き起こすクラミジアは、細菌の一種である。クラミジアは、0.2~1.5μm(マイクロメートル)の球菌状の微生物で、細菌の一種である。そけいリンパ肉芽腫症も、クラミジアが原因となって起きる感染症である。

12.感受性のある個体とは、感染症に対する抵抗力や免疫がなく、その感染症にかかりやすい、かかる可能性がある状態の人をいう。

13.経気道感染には、飛沫感染と空気感染がある。

14.飛沫感染とは、患者や保菌者の病原体を含んだ咳、くしゃみなどによる飛沫を吸い込んで感染することをいう。

15.空気感染とは、病原体が付着したほこりやちりなどを吸い込む、あるいは保菌者の咳やくしゃみなどの飛沫が乾燥したものが、空気中に遊離して感染することをいう。

調理師 短文を丸暗記 第1章-3 公衆衛生学

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第1章-3 公衆衛生学

1.暖房は気温10℃以下、冷房は26℃以上で必要になるとされている。冷暖房を使用するときには、新鮮な空気をとり入れ、かつ効率のよい冷暖房ができるよう、適切な換気を行うことが必要である。

2.上水道は、塩素剤による消毒が義務づけられている。上水道は、安全性の高い水を家庭や事業所に配水することを目的としているため塩素剤での消毒が義務づけられている。

3.上水道を塩素消毒する場合、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウムが用いられる。上水道で、液体塩素、次亜塩素酸ナトリウムによる塩素消毒が行われ、常時、給水栓から0.1ml/L以上の遊離残留塩素が検出されなければならない。

4.わが国では、水道普及率は97%以上と高いが、下水道処理人口普及率は2020(令和2)年度末で79.7%と先進国の中では低い数値である。

5.一般廃棄物とは、ごみ、粗大ごみ、し尿、動物の死体などをいい市町村が処理する。産業廃棄物とは、事業活動によって生じる燃えがら、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチックなどをいい、各事業者が処理する。

6.「家電リサイクル法」とは、家電廃棄物の有用な部品や材料をリサイクルして廃棄物の減量や資源の有効活用を進めるための法律で、製造メーカーが再商品化等をしなければならないとしている。

7.四日市ぜんそくなどの公害病や酸性雨の原因物質とされているのは、二酸化硫黄である。

8.二酸化窒素は、慢性気管支炎や酸性雨、光化学大気汚染の原因物質のひとつとされている。

9.光化学オキシダントは、窒素酸化物、炭化水素などに紫外線が作用してできる物質の総称で、人間だけでなく、植物にも影響があるとされている。

10.花粉症を起こすスギ花粉も、大気汚染物質である浮遊粒子状物質に含まれる。

11.浮遊粒子物質とは、空気中に浮かぶ粒子状物質のうち、直径が10μm以下のものをいう。

12.BOD(生物化学的酸素要求量)は、河川に用いられる。

13.COD(化学的酸素要求量)は、海や湖沼に用いられる。

14.水俣病は、工場排水に含まれていた有機水銀(メチル水銀)が、蓄積された魚介類を通して体内にとり込まれたことが原因で発生した公害病である。

15.イタイイタイ病は、富山県神通川流域で発生した公害病で、鉱山の廃水に含まれたカドミウムが、上水や農地を汚染し、農作物や飲料水などを通して体内にとり込まれたことが原因で発生した。

16.ダイオキシン類は、「ダイオキシン類対策特別措置法」にもとづいて大気・水質・土壌汚染すべてに環境基準が設定されている。「環境基本法」に基づく大気汚染にかかわる環境基準が示されている物質に、ダイオキシン類は含まれていない。

調理師 短文を丸暗記 第1章-2 公衆衛生学

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第1章-2 公衆衛生学

1.死亡率とは、人口1000人当たりの年間死亡数をいう。人口1000人当たりで示す人口動態統計には、出生率、自然増減率、死亡率がある。2009年の死亡率は、9.1である。

2.食中毒統計は、医師から届出があった食中毒の原因物質や件数、患者数などについての統計である。

3.疾病統計のうち、国民生活基礎調査に基づいて作成されるものを一般疾病統計という。国民生活基礎調査は、家計の所得・財産、家族構成、健康、社会保障の状況などに関し、厚生労働省が毎年行う調査である。一般疾病統計は、これに基づいて作成される。

4.有訴者率は、ある時点で病気やけがの自覚症状のある人が人口1000人当たりでどれだけいるかを示した数値である。

5.空気中の二酸化炭素の割合が増えると空気が汚れた状態になり、室内では0.1%以上になった場合に換気が必要となる。

6.人が最も快適と感じる温度を生活至適温度、湿度を生活至適湿度という。気温18℃前後、湿度45~65%が基準となる。

7.気温の感じ方は、湿度や気流などの条件によって、実際の気温より暑く感じたり、寒く感じたりする。これを体感温度(感覚温度)という。

8.紫外線、赤外線ともに、直接目にあてると目の疾病の原因になることがある。

9.一般的な水の衛生条件では、大腸菌は検出されないとされている。一般的な水の衛生条件として、病原微生物を含まない(大腸菌は検出されない)とされている。

10.カルシウムイオン、マグネシウムイオンが多いほど、その水の硬度が高い。硬度の高いものを硬水、低いものを軟水という。

11.赤痢は、ハエやゴキブリが媒介する疾病である。ハエが媒介する疾病には赤痢、腸チフス、寄生虫病などがある。また、ゴキブリが媒介する疾病には赤痢、急性灰白髄炎(ポリオ、小児まひ)、ジフテリアなどがある。

12.害虫やネズミの駆除は、早期に、なるべく広範囲で一斉に行うと効果的である。

13.マラリアは、ハマダラカが媒介する疾病である。黄熱はネッタイシマカ、 日本脳炎はコガタアカイエカが媒介する。

14.倉庫などでネズミの徹底駆除を行う場合には、一酸化炭素や青酸ガスなどの有毒ガスを使用することもある。通常のネズミ駆除では、アンツー、黄リン製剤、クマリン製剤、 ワルファリンなどの殺そ剤を毒えさとして置いて、ネズミに食べさせる。

15.ダニが媒介する疾病には、つつが虫病、アレルギー、皮膚炎などがある。つつが虫病は、 ダニのほかネズミも媒介する。ダニが媒介する疾病には、 ほかに回帰熱、Q熱などがある。

16.蚊の成虫を駆除するには、殺虫剤として有機リン系油剤を用いる。蚊の成虫には有機リン系油剤、それ以前の段階では、有機リン系乳剤を殺虫剤として使用する。

調理師 短文を丸暗記 第1章-1 公衆衛生学

調理師 短文を丸暗記 第1章-1 公衆衛生学

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3回繰り返して聞くと頭に自然に残ります。

第1章-1 公衆衛生学

1.WHO(世界保健機関)憲章では、「健康とは、肉体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態であって、単に疾病または病弱の存在しないことだけではない」と定義している。

2.学校保健行政の対象は、児童生徒等(在学する幼児、児童、生徒または学生)および教職員などである。幼児・児童・生徒・学生は心身の発育過程にあるため、健康の保持や健やかな発育のためには、特別な配慮が必要である。

3.害虫や害獣の駆除、上下水道などについても公衆衛生の活動領域に含まれる。公衆衛生の活動領域は、食品衛生、環境衛生(上下水道、汚物処理、害虫・害獣駆除、公害防止など)、栄養改善、健康づくり(母子保健、精神保健、生活習慣病のよぼうなど)衛生統計、衛生教育などがあげられる。

4.公衆衛生行政の中心的機関として最も広い範囲で活動しているのは、保健所である。

5.ILO(国際労働機関)は、労働者の保健・衛生活動を行う国連の専門機関である。

6.FAO(国連食糧農業機関)は、貧困と飢餓をなくすため、栄養改善、食糧の確保などを行う国連の専門機関である。

7.公衆衛生活動では、各種民間団体が国、地方公共団体、保健所などの行政機関に協力している。

8.衛生統計とは、人口統計、疾病統計、栄養統計などをいう。このうち人口統計には、人口静態統計、人口動態統計があり、どちらのデータも反映される。

9.わが国の出生率は、全体的な流れでみると低下傾向にある。わが国の出生率は、第2次ベビーブームの終わった1974(昭和49)年以降、若干上昇した年もあるものの、全体的には低下傾向にある。

10.合計特殊出生率とは、1人の女性(15~49歳)が生涯に産む子どもの平均数である。合計特殊出生率は、母親の年齢別出産数を年齢別の女子人口で割り、15~49歳を合計したものである。15~49歳は、WHOが示した出産可能年齢である。

11.わが国の合計特殊出生率は、2009(平成21)年では1.37である。合計特殊出生率は、低下傾向が著しく2005(平成17)年に過去最低の1.26を記録したが、出生率の若干の上昇にともなって2009年には1.37となった。

12.わが国の場合、合計特殊出生率が2.08前後を下回ると現在の人口を維持できなくなるとされている。人口を維持するために必要な合計特殊出生率を人口置換水準といい、わが国の場合は2.08前後である。

13.わが国の人口の自然増減率は2005(平成17)年にマイナスに転じ、人口の減少が始まったとされている。自然増減率とは、1年間に人口1000人当たりどれだけ自然増減があるかを表したものである。2006年には0.1の増加を示したが2007年には-0.1、2008年には-0.4、2009年には-0.6となり、人口の減少が始まっているといえる。

14.2009(平成21)年の死因別死亡率の第1位は悪性新生物(がん)である。心疾患は第2位、脳血管疾患(脳卒中)が第3位である。

15.平均寿命とは、0歳の人の平均余命をいう。平均寿命は、2009年で男性が79.59歳、女性が86.44歳である。

16.平均余命とは、ある年齢に達した人が、あと平均何年生きられるかを示した数をいう。

調理師1章の1 資格試験合格対策講座

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公衆衛生学 短文10個を丸暗記 1

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1.WHO(世界保健機関)憲章では、「健康とは、肉体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態であって、単に疾病または病弱の存在しないことだけではない」と定義している。

2.学校保健行政の対象は、児童生徒等(在学する幼児、児童、生徒または学生)および教職員などである。幼児・児童・生徒・学生は心身の発育過程にあるため、健康の保持や健やかな発育のためには、特別な配慮が必要である。

3.害虫や害獣の駆除、上下水道などについても公衆衛生の活動領域に含まれる。
公衆衛生の活動領域は、食品衛生、環境衛生(上下水道、汚物処理、害虫・害獣駆除、公害防止など)、栄養改善、健康づくり(母子保健、精神保健、生活習慣病のよぼうなど)衛生統計、衛生教育などがあげられる。

4.公衆衛生行政の中心的機関として最も広い範囲で活動しているのは、保健所である。

5.ILO(国際労働機関)は、労働者の保健・衛生活動を行う国連の専門機関である。

6.FAO(国連食糧農業機関)は、貧困と飢餓をなくすため、栄養改善、食糧の確保などを行う国連の専門機関である。

7.公衆衛生活動では、各種民間団体が国、地方公共団体、保健所などの行政機関に協力いている。

8.衛生統計とは、人口統計、疾病統計、栄養統計などをいう。このうち人口統計には、人口静態統計、人口動態統計があり、どちらのデータも反映される。

9.わが国の出生率は、全体的な流れでみると低下傾向にある。わが国の出生率は、第2次ベビーブームの終わった1974(昭和49)年以降、若干上昇した年もあるものの、全体的には低下傾向にある。

10.合計特殊出生率とは、 1人の女性(15~49歳)が生涯に産む子どもの平均数である。合計特殊出生率は、母親の年齢別出産数を年齢別の女子人口で割り、15~49歳を合計したものである。15~49歳は、WHOが示した出産可能年齢である。